Stereo誌の付属バックロードホーンが欲しい

バックロードホーンといったら、自作SP界隈ではそこそこ知名度のあるエンクロージャ(箱)の設計手法なのですが、
市販SPではほぼ聞かない設計(たぶん)

一般的なポート有りのスピーカーがバスレフ型と言われ、ポートなしが密閉型、
ポートの変わりに振動版を入れた最近の流行のパッシブラジエータと、
このあたりがよく名前を聞く設計の手法です。

バックロードホーンの名前を聞かないのは、そのホーンという名の通り、
エンクロージャ(箱)の中で音の通り道を長くする設計のため、
設計、組み立て、調整などいろいろな面でコストがかかり、
また対価として得られるものの方向性なども加味した上の選択だと思います。

ですが、その厄介さを知りながらもなお自作界隈で人気なのは、
その独特の音の鳴り方にあるのではないでしょうか。

ということで、今回のStereo誌の最大の魅力は、非常に手軽にエンクロージャーを組める点にあります。
個人がMDF(木材の一種)の切削から設計し、実際に切るのは時間も手間もお金もかかりますが、
このキットでは手出しが少なく、かつ手軽に組み立てをも楽しむことも出来ます
試す時間と空間に余裕のある方は是非手にとって、その出音に驚いてみてはいかがでしょうか。